低周波・高周波の電磁波について
電磁波が体に及ぼす影響については、医学的に「安全」「危険」という結論は出ていません。
近年では「電磁波は身体に悪影響がある」という内容の報告が多く発表されています。
注目されている事例としては
・電磁波が及ぼす発がんの可能性
・高圧送電線と小児白血病
・携帯電話からの電磁波が脳に対する影響
・コンピューター使用者に多発する流産・障害児出産
人体に影響が「有る」とも「無い」ともはっきり分かっていない状況では、自己防衛のために電磁波に対して予防したほうが良いと考えられます。
日本ではあまり浸透していませんが、ヨーロッパが中心とした各国ではすでにこの考えが広まっています。
電磁波が身体に及ぼすかもしれない影響
電磁波が身体に及ぼすかもしれない影響には、「刺激作用」「熱作用」「非熱作用」の3つがあります。
刺激作用
身体に電流が流れた時にピリピリと感じる作用のことで、周波数が低い低周波の特徴です。
周波数帯が高い高周波電磁波からの刺激作用は一般的にはありませんが、近年、高周波からの刺激作用は電磁波過敏症などにおこる症状と懸念されています。
熱作用
高周波電磁波照射によって物体が温まる作用のことで、携帯電話を長時間使用した時に耳や頭の周辺がぼーっと暖かく感じることがあるのは熱作用と推測されます。体温が1~2℃上昇するだけでも生体に大きな影響があることは多くの動物実験で証明されており、特に血管が少ない部分(脳、目や内耳などの感覚器官や生殖器)は熱拡散が難しいため熱の影響を受けやすく、細胞が害を受けやすいと考えられています。
非熱作用
下記の電磁波(低周波と高周波)の非熱作用の影響が危惧されています。
- ・遺伝子損傷による突然変異細胞の出現やガン発症
- ・循環器系への影響による血圧上昇
- ・神経系への影響による神経系疾患、頭痛、脳腫瘍など発症、学習能力の低下、睡眠への影響
- ・ホルモン系への影響による免疫の低下、アルツハイマー型認知症の発症、睡眠への影響
- うつ病、ガン発症
- ・生殖機能への影響など
電磁波による症状
生活する上で身の回りには微弱な電磁波は存在し、電磁波被爆により様々な症状を発症し一度発症すると完治は難しいです。
WHO(世界保健機構)は「電磁波過敏症」という病気の存在を認定しています。
電磁波過敏症の症状
・身体のかゆみ、痛み ・全身の圧迫感 ・集中力の低下
・のど、鼻、耳などの痛み ・風邪のような症状 ・目の乾き、痛み
・呼吸困難、動悸、不整脈 ・頭痛、吐き気、しびれなど ・不眠